冬本番を迎えるこの時期、室内で増えやすいのが「結露」と「カビ」です。
窓まわりが濡れていたり、押入れやクローゼットにこもった空気を感じたりしていませんか。
結露やカビは、見た目の問題だけでなく、住環境の快適さや健康面にも影響します。
特に年末は来客や長時間の在宅が増えるタイミングでもあり、住まいの空気環境を一度整えておきたい時期です。
冬に結露とカビが発生しやすくなる理由
冬場は外気温が下がる一方で、室内は暖房により暖かく保たれます。
この「温度差」によって、空気中の水分が冷えた窓や壁に付着し、結露が発生します。
さらに、換気不足や洗濯物の室内干し、加湿器の使い過ぎなどが重なることで、湿度が高まり、カビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
見落としがちな結露・カビの発生ポイント
結露やカビは、目につきやすい窓以外にも潜んでいます。
- サッシや窓枠のゴムパッキン部分
- 北側の部屋や使っていない部屋の壁
- 押入れ・クローゼットの奥
- 洗面所・脱衣所の天井や換気扇まわり
これらの場所は空気が滞留しやすく、気づいたときには黒ずみやニオイが発生しているケースも少なくありません。
今日からできる冬の結露・カビ対策習慣
大がかりな対策をしなくても、日常の少しの工夫でリスクは抑えられます。
- 朝晩に短時間でも窓を開けて換気する
- 結露は放置せず、その日のうちに拭き取る
- クローゼットや押入れの扉を定期的に開ける
- 加湿器は湿度50〜60%を目安に調整する
「分かってはいるけれど、毎日は難しい」という声も多く、忙しい年末ほど後回しになりがちです。
年末前に一度リセットしておくという考え方
結露やカビは、日々の積み重ねで発生します。
だからこそ、年末前に一度リセットしておくことで、その後の冬を快適に過ごしやすくなります。
窓まわりや水回り、収納内部などをまとめて整えておくことで、日常の手入れも格段にラクになります。
「完璧にやる」のではなく、「続けやすい状態をつくる」ことが大切です。
無理なく清潔を保つための選択肢
仕事や育児、年末の予定が立て込む時期に、住まいの細かなケアまで手が回らないことも自然なことです。
定期的にプロの手を借りながら、日常は無理のない範囲で維持する。
そんな住まいとの付き合い方を選ぶ方も増えています。
冬の空気環境を整えることは、年末年始を気持ちよく迎えるための準備のひとつ。
このタイミングで、ご自身の暮らし方を見直してみてはいかがでしょうか。