身体が冷えている状態は、妊婦さん自身もお腹の赤ちゃんにもよくありません。
ここでは、「身体を内側から温める」というポイントから、妊婦さんにおすすめしたい冬の寒さ対策について紹介していきます。
妊婦さんの大敵!冷えの原因とは?
妊娠する前からずっと冷え性、という女性は多いですが、妊娠中の身体は血行が悪くなりやすく、より冷えやすい状態になっています。
その原因として、主に下記の3つのポイントが挙げられます。
1:ホルモンバランスの変化
つわりや睡眠不足、ホルモンバランスの変化などが原因で自律神経が乱れると、血管が縮んでしまい、全身に充分な血液が届きにくくなります。
2:無理な姿勢
妊娠中は大きなお腹を支えるために無理な体勢をとることが多く、血行が悪くなりやすい状態が続きます。
3:運動不足
思うように身体も動かせないことから運動不足になりやすく、筋肉量が低下することで身体が冷えやすくなってしまいます。
冬はただでさえ寒いのに、どうしたらいいの?と困ってしまいますよね。
でも、安心してください。
妊娠中の身体をしっかり温める方法を、いっしょに考えていきましょう。
身体の内側から温める!食生活を考えよう
家の中では保温効果がある洋服を着たり、湯たんぽを使って身体を温める。
外出時にはひざ掛けを持って行くなど、寒さ対策をしている妊婦さんは多いのではないでしょうか。
外側から身体を温めることも必要ですが、冷えを改善するためには身体を内側から温めることが大切です。
ここからは、身体を温めて代謝を上げる効果が期待できる食材について、詳しく紹介していきます。
身体を温めてくれる食材は?
1:生姜
煮物や炒め物、汁物など、生姜は毎日の食事に取り入れやすい食材です。
生姜の辛味成分ジンゲロンには、血流と代謝を良くして体を温める作用があるため、妊婦さんにもぴったりの食材です。
2:根菜類
牛蒡・人参・さつま芋・蓮根などの根菜類は、身体を温める効果が期待できます。
なかでも牛蒡は、水溶性食物繊維イヌリンが豊富に含まれているため、便秘になりやすい妊婦さんにおすすめの食材です。
3:ローズヒップ
お茶の時間には、代謝を上げる効果が期待できるローズヒップティーがおすすめです。
ローズヒップに含まれるビタミンCは、なんとレモンの約20倍!
ビタミンCは、風邪やインフルエンザの予防、ストレス対策に効果があるので、お薬が飲めない妊婦さんにもうれしいですね。
また、利尿作用によるむくみの解消や、便秘改善も期待できます。
身体を温めるメニュー
妊婦さんにおすすめしたいメニューが、冬の定番のお鍋!
寒い冬に美味しいお鍋を食べて、ポカポカの身体を手に入れましょう♪
あったか豆乳鍋
材料(4人分)
- 白菜 8分の1
- 人参 2分の1本
- 大根 3分の1本
- ねぎ 1本
- えのき 1パック
- ほうれん草 1束
- 豆腐 1丁
- 豚薄切り肉 200g
- 豆乳 300ml
- 白だし 100ml
- 水 300ml
作り方
- 食材を食べやすい大きさに切る
- 鍋に豆乳・白だし・水を入れて火を付け、煮えにくい食材から順に煮る
- 食材に火が通ったら、お好みでポン酢をつけて食べる
豆乳鍋は、女性ホルモンエストロゲンのバランスを整えてくれる豆乳、ビタミンBが豊富な豚肉、鉄分・葉酸が含まれるほうれん草などが一度に摂れる、妊婦さん向けの最強メニュー。
たっぷりの野菜とお肉を入れた豆乳鍋でしっかり栄養を摂って、身体を温めましょう。
まとめ
冷えを改善するには、毎日の食生活が大切ですが、体調がすぐれない時には無理をせず、まわりの力を借りて、冬の妊娠期を乗り切ってくださいね。