衣替えシーズン到来!作業のポイントとは?


みなさんは毎年二回の衣替え、どのようにされていますか?
今回は、子育てと介護を経験し、家事代行サービスの経験もあるベテラン主婦が、衣替えのポイントについてアドバイスします。

 

ああ、収納

ウォークインクローゼット、押し入れ、タンスの数々。
大きな家だったら片付くのになあ、とつい思ってしまいます。
でも、必ずしもそうではありません。
大きな入れ物には、あれもこれもと、たくさんの物を入れがちです。
入れ物が小さければ、それなりの物を入れる。
満タンという意味では同じですね。

全く着ることなくワンシーズンが終わっている服はありませんか?
来年は着る!いつか着る!そういう服の出番は一生ないかも知れません。
逆に、断捨離ブームで捨てすぎた、と嘆く人もいますね。

何事もほどほどに!

 

そして衣替えシーズン

衣替えも、独身時代は自分の分だけで済みましたが、主婦になると夫の分、子供の分もと、考えただけでブルーになってしまいます。
でも面倒くさいと思わずに、衣替えこそ、整理整頓、取捨選択、身も心もスカッとさせる良いチャンスだと考えてみましょう!

 

収納の前に洗濯

収納、保管する衣類は「洗濯してあること」が必須なのは言うまでもありません。
汚れは虫食いの原因にもなります。
ちゃんと洗いましょう。
また、洗濯しても取り切れなかった皮脂汚れは黄ばみの原因ですので要注意!
そしてクリーニング屋さんのお世話にもなりますね。

このシーズンが憂鬱なのは、クリーニング代の出費がかさむことも原因のひとつです。
この金額は忘れずに年間の予算にしっかりと組み込んでおきましょう。
また、セール情報もしっかりつかんでおきたいです。
そしていざ、収納となると、「あれ、これ洗ったっけ?」と分からなくなって、また洗ってしまったり、逆に洗ったと思い込んで、実は汚れたまましまったり、なんてことがあります。
クリーニング屋さんのようなタグを工夫して付けたり、安全ピン一つでも、何か「洗った」という目印を付けておくのも良い方法かもしれません。

 

収納スペースの掃除も忘れずに

衣替えというと、衣服だけに気が行ってしまいがちですが、クローゼットや押し入れの中は大丈夫ですか?
いつの間にか、かなりのホコリが溜まります。
カビが生えていた、なんてこともありますね。
特に今年の夏からは雨が多かったですからね。
収納場所の中の物を、いったん全部取り出して、掃除機をかけ、水拭きし、除湿器をかけましょう。
乾燥させることが重要です。
そうしてキレイになった所に、キレイになった衣類を仕舞えば、とても気持ちがいいですね!

 

防虫剤について

衣替えシーズンにつきものなのが、防虫剤のニオイ。
満員電車の中で気絶寸前!なんて事にならないように、ニオイ対策をしましょう。
収納から取り出した衣類は最低一日は風通しの良い所で陰干ししましょう。
もしくは、アイロンのスチームを当ててニオイ成分を飛ばす手もあります。
近頃は無臭タイプの防虫剤が主流ですのでそちらもオススメです。

そして、どうしてもやってしまいがちなのが、クリーニング屋さんのビニール袋のまま収納してしまうこと。
これはNG!
防虫防カビ効果のある、洋服カバーを使うといいでしょう。
この時に、モノによっては衣類の肩の部分にハンガーの跡がついてしまいますので、ハンガーにも注意を払ってください。
引き出しや衣装ケースに入れる衣類は、ぎゅうぎゅうに詰め過ぎず、八割を目安にしましょう。
そして、防虫剤の成分は上から下にゆき渡りますから、一番上にのせましょう。
洋タンスやクローゼットも同様、ほどよい空間が大切です。
吊り下げタイプの防虫剤も、引き出し用防虫剤も、記載されている用法用量に従って使用しましょう。

 

和服

忘れている訳ではないけれども、和服の手入れは怠りがち。
着ても着なくても、年二回の虫干しが理想です。
十一月の、良く晴れて乾燥し、ほどよい風のある日はベストです。

収納は桐のタンスが最も良いのですが、住宅事情もあります。
今はいろいろな和服収納用品が売られていますので、必要に応じて調べてみてはいかがでしょう。

 

準備ができたらいざ本番

衣替えと一口に言っても、取捨選択、洗濯、掃除、防虫グッズの用意とこんなにもたくさん準備があるのですね。
でもその準備さえ整えば、もう出来たも同然。
いざ本番、ここでまた重要なのが天気です。
良く晴れて乾燥した日が良い、と言っても週末は雨ばかり。
ましてや秋の行楽シーズン、子供のイベントは目白押し。
ただでさえ日々の仕事や家事が忙しいのに、この衣替えを何とかして!
と叫びたい人はたくさんいることでしょう。
その全部をひとりでやろうとすれば、確かに負担が大きいですね。
せめて他の掃除や洗濯、食事作りを誰かが手伝ってくれたら、自分は衣替え作業に集中できるんだけど、とお考えの方、家事代行を利用するのはいかがでしょうか。
 

また、収納それ自体を依頼することも、もちろんできます。
肩の荷、少しおろしませんか?